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Primavera





可憐な花など
似合わないのに
やわらかな
笑顔は
花だった
生きる心が
決まってる人は
いつでも
花が
咲いてるような
遠くで
近くで
風が吹いても
毎年
君は
揺れながら
人々を
包み込む
ように
存在している
こんな
春に




可憐な花ほど
淡い想いは
数日の
出来事
夢みたい
ひらく蕾が
待ってる希望は
いつでも
空へ
向かってるよね
遠くで
近くで
季節感じて
毎年
花が
愛しくて
人々を
包み込む
ちから
存在している
今宵の
春も









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街の色






ひげの濃い
新聞配達員
レモン色の
ドアのベル
公民館に
自転車を停める
スーツの
女性

夕陽の街から
届くmailは
多岐に渡る
おいしいものと
音楽と
不思議な映画
感覚だけで
知らない言語を
訳してみよう
さむいさむい
雨上がりは
ピンクの
空だった





お揃いの
制服制帽の子ら
アート画が
目立つ本屋
天気のよい日
日陰で
アクセサリーを
売る
お兄さん

夕陽の街角
生きるshopは
趣ある
居心地の良い
レトロ感
逃げない鳩に
戸惑っても
共存していこう
アテレコしよう
ゆるいゆるい
カーブのライト
微笑み色
だった








February

 
寒い街
寒い風
時代を変える
報せが届く
全て移り変わるって
知ってるけれど
認めない
人の群れ
そこは半島
2月は無職
この先もずっと
寒い月は
働かない
風が凍ると
心も凍るから






遠い道
遠い屋根
時間を埋める
トークは嫌い
長距離さえ自転車で
とばすこの町
いつの間にか
自分は
裏道を知る
2月は無職
3年連続
別にねらった
わけじゃない
早春の雨に
心を溶かしたい

のだ







そのままで






敬愛する
空の向こう
その景観
そのずっと下で
移動する人々
街はうごめいて
8ホールは
紐がほどけてる
そのままで
振り向く
西が
オレンジ色で
そのままで
振り向く
変わり目に咲く
花が
あるから




携帯する
曲は僅か
リプレイして
動き出す心
移動する風たち
届けてほしいよ
きっと同じ
街の下にいる

足早に
夢みる
強く
なりたいと今
足早に
夢見る
止めておきたい
色が
あるから


そのままで
振り向く
いつも
何か探して
そのままで
振り向く
瞬間の
気持ちを
そのままで









泥眠







眠る眠る眠る
私は
泥水の下の
泥のひとつぶ

どこにでも
紛れ込み
且つ
静かに眠れる


眠る眠る眠る
起きた時の
ことは考えず
じっくり
体を横たえて


泥の中の
ひとつぶだもの
何を
忘れてもいい
そして
忘れられながら
眠る
眠る
眠る





眠る眠る眠る
私は
泥水の下の
泥に潜って


深さは
永遠に
且つ
どんな夢も
見ず


眠る眠る眠る
起きた時の
こんな
コミュニティー
やっぱりそれを
恐れてる


泥の中の
ひとつぶはいい
他に紛れて
生きる
そして
半分死にながら

眠る
眠る
眠る
眠る
眠る
眠る
眠る
眠る














leaf





誰かに報せたい
言葉がある
だけど
いつもすぐ
忘れたり
置き去りで
寒い中
自転車を漕いだり
してるけど
不遜という
わけでもなく
季節の並木が
葉を落とし
私に語って
くれる様に
誰かに何かを
語りたくなる
瞬間が
たまにあるから
何だか不思議だ
葉は何時だって
色を変え
枝とおさらばして
息絶える
一本の木から
どれだけの
葉っぱが
生まれて散って
ゆくのか
色鮮やかな
きみたちは植物
私の心より
何倍も美しく
水と光で生きた
ひとひらの
言の葉





誰かに伝えたい
言葉がある
だけど
移り行く
心の経過は全て
丸くなり
自転車の部品も
磨り減ったし
言葉という
概念など
季節の並木が
葉を落とし
まるで変化が
当たり前だと
暮れゆく大地に
カサコソと
風と共に
ささやいてるから
時折 理不尽だ
葉はいつだって
大木も枝から
根っこまで
つながって
一人の人から
どれだけの
言葉が発せられ
消失して
感情を表現して
生きている?
コミュニケーションを
持たないのに
美しく
落ち葉になっても

おしゃべりな
此処の葉








mono






雨の
コーヒーショップに
黒いハットの
人がいる
全身黒で
ピアノを
弾いていた
気がする
でも以前より
丸みを帯びた
帽子で
髪の長さも
Alexに
近づいていた

私は
手元の本に
目を落とす
その後ふと
気付くと
黒い人は
消えていた
影さえ無かった
気がする





ニューイヤー
大通りに
白いニットの
人がいる
全身白で
サックス
吹いていた
気がする
只さわやかで
音に紛れた顔と
顔に紛れた
音階が
耳に残るよ

私は
手元にある筈の
カメラ
探せずに
いるうち
白い人は
佇んで
輪郭残して
消えていた












路地






路地を入る
知らない街の
知らない灯を
冷たい風が
漂う時間に
暖かい思い
よぎる
あの植木は
見たことがある
何故か
懐かしい
誰が植えたの
小さな子が
大きなシャベルを
使い
きっと
ママのサンダル
から
指を出してさ

散歩してたら
隠れ家のよな
小さな映画館に
着いたんだ




Rojiに入る
知らない街の
見たよなMV
揺れてる風が
優しい階段
思い出しそうな
リズム
この夕陽は
この街のもの
何故か
懐かしい
誰かの記憶
小さな子が
大きなねこを
抱いたまま
ほら
ママの呆れ顔と
ほほ笑みつくる

落書きしてたら
いつの間にか
壁一面の
アートに
なったんだ









 

play river






いつも通過点だ
ピンを刺して
マークするなら
この瞬間も
生きてる内の
点のひとつ
地面に足は何故か
付いている

川に流れて
しまいたい
人生に点を付けて
生きたくない
できれば今まで
纏った全てを
折り畳み
まとめて持ち上げ
川に流して
しまいたい
そして身軽に
なってから
自分も川に漂う

川に漂い
流れて行く





いつも分岐点だ
20年前からずっと
手持ちの
方位磁石は
壊れている
それとも
自分の感覚が
疾うに

川に流れて
しまいたい
足跡の
附かない水と
戯れる
時には魚類と
泳いで全てを
打ち明けて
夢さえ忘れて
川に流して
しまいたい
そして身軽に
なったなら
点という概念も

水に散り
溶け
流れて行く











  ⋆ ☽







月が一房

ルビーグレープ

フルーツの

星と仲良く

ふわり

掛け合い漫才か


夢に還ろう

いつも

頼りの

北極星

夢に還ろう

既に

重なった年月








月は動いて

絶えず

同じ顔を見せる

星は動いて

キラリ

おしゃべりクッキング




夢に返ろう

宇宙が

吸い込み

始めるよ

夢に返ろう

何か

捻れるその前に




⋆ ☽